家づくに動き出す前に

家づくりで取り返しがつかない

失敗をしないためには、

モデルハウスや見学会に行く前に、

また土地探しを始める前に、

まずは予算を決める

資金計画をした方がいいのですが、

資金計画の精度を高めるためには、

その前にライフプランの見直しを

すべきではないでしょうか。

理由は、建築資材の値上がりによって

建築費はもちろん、

外構工事費や土地取得費も

そろって値上がりしていることから、

家計における住居費の割合が高くなり、

結果、きちんと計画しないまま

家を建ててしまったら

苦しい生活を送り続ける可能性が

以前に比べて高くなっているからです。

物価上昇によって家計の負担が増える分、

それに連動して所得も上がれば

別段問題ないのですが、

現状それは難しそうだし、

今後も期待出来そうにありませんしね。

そんなわけで、

これから家を建てようとお考えの方は、

具体的に家づくりに動き出す前に

ライフプラン計画を立てた上で

家にかける予算を決定していただくことを

オススメしています。

要は、安心して(不安を感じることなく)

家づくりが出来るようになるために

事前に「貯蓄計画」を整えた上で

家づくりを計画した方がいい

ということですね。

おはようございます。

甲府不動産の榊原です。

例えば、子供が生まれたら

「生命保険」と「学資保険」に

入っておかないといけない

という当たり前が世間にはあり、

実に多くの方がこれらに

貯蓄資金を投入してしまっていますが、

「お金を増やす」という観点で考えると、

これらは最良の選択ではありません。

学資保険に至っては、

全く増えないと言っても過言ではない

銀行の預金と同程度しか増えないし、

死亡保証と同時に貯蓄性もある

「終身保険」にしても

国が推奨する「つみたてNISA」や

「iDeCo(個人型確定拠出年金)」

と比べると増えないからです。

ゆえ、個人的には

保険には貯蓄性を求めるべきではない

と考えています。

そして、保険に入る必要があるとしたら

子供たちが自立するまでの間、

もしものことがあった時のための

死亡保証だけでいいと考えています。

(掛け捨ての安い定期保険です)

年齢的に考えると死亡するリスクは

限りなく低いですが、

万が一ということもなきにしもあらず

だからです。

とはいえ、家を建てるにたり

住宅ローンを利用するのであれば、

住宅ローン金利の中には

「団体信用生命保険」が含まれており、

もしものことがあった時には

一括繰上げ返済してくれ

ローン返済はなくなるわけだし、

それと同時に遺族年金も

支給されることになるので、

過剰に入り過ぎる必要もないんですけどね。

さらに、医療保険に関しても

若い時から加入すると保険料が安いからと

ついつい保険会社に言われるがままに

入ってしまいがちですが、

そもそも「国民健康保険」という

高額な保険を給料天引きで支払っており、

医療費は30%負担でいいし、

高額療養費制度も利用出来ることから

冷静に考えると入る必要はありません。

おそらく、というかほぼ確実に

払った保険料以上に

保険金を受け取ることはないでしょうし、

医療費の半分以上が必要となる

65歳以上の方でも

多い方で月平均で7,000円ぐらいしか

医療費がかかっていないというデータが

厚生労働省にもありますしね。

そんなわけで、

保険には基本加入せずに、

それらの費用をもっとお金が増える

「長期積立投資」に回していただきたい

と考えている次第です。

もちろん、銀行の定期預金なんかも

入るだけ無駄なのでこの資金もです。

おそらく今後は、

これまでの常識に従い

銀行預金と保険で貯蓄を考えている方と、

それらを極限まで低め、

その浮いた資金を

長期積立投資に回している方とでは、

子供たちの教育資金にせよ、

老後資金にせよ、

間違いなく雲泥の差が生じると思います。

家の修繕費用や

家電の買い替え費用といった

維持管理費用に回すことが出来る資金も。

また「貯蓄」に回すべき資金を

家づくりに回してしまった方と、

家づくりに回す資金を抑える努力や工夫をし

その浮いた資金を「貯蓄」に回した方とでは、

なおのこと、

大きな差が生じることになると思います。

なので、家づくりをする前には

必ずライフプランや貯蓄の見直しを

行なうようにしていただければと思います。

現在は、ネットやYouTubeなどで

簡単に情報を手に入れることが出来るし、

その実行が難しければ

ライフプランの見直しから貯蓄計画にまで

寄り添ってくれるファイナンシャルプランナー

もいらっしゃるので、

まずはこの段階を踏んでから

家づくりに取り組むという

意識を持っていただければと思います。

手堅く計画すると

家づくりの予算が思っていたよりも

低くなってしまうかもしれませんが、

それが現実の予算であり、

家づくりの予算を間違えないことは

家族を守るために大切な要素なので、

ぜひ、これからの常識に

加えていただければと思います。

それでは、、、

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