多くの方が欲しいと思う『南面道路』の土地でも、日当たりが良さそうだ、といったメリットの裏には、案外その日当たりの恩恵が受けられる家の設計が難しい‥‥とか、割高であり価格交渉が困難、即決しなければ誰かに先を越されてしまうので、ゆっくり検討する時間もない‥‥などの、デメリットが潜んでいることをお伝えしましたが、全ての土地がこのようなメリットとデメリットを合わせ持っています。

これは、逆に考えてみると、設計の工夫やアイデア次第で、

どのような土地でも、その土地が持つメリットを最大限に引き出すことができる

ということにもなります。

『高額な土地=良い土地』
『安価な土地=悪い土地』

といった、固定観念を持たずに、資金計画で出した予算を意識しながら、その範囲内で土地探しをしていただければと思います。

では何を基準に土地選びをすればいいのか?と思っている方が多いでしょう。

今回は土地探しにおいて、大切な3つのポイントについてお伝えしたいと思います。

まず1つ目ですが、『理想の土地はない』です。

いきなり夢を壊すようですが、理想の土地はほぼ存在しない、ということを頭に入れながら土地探しを進めていただきたいと思います。

人気のある南面道路の土地でさえ100点満点は取れないのです。
今まで土地を購入いただいたお客さまの中では、高くても80点程度、妥協できる人であれば50点程度で、購入している方もいらっしゃいます。
予算には限りがあります。何を優先させ、何かを捨てるか、家族内で希望する土地の『優先順位を付ける』ことが大切になってきます。
あなたと家族がより良い生活を手に入れるために、何を重視するのか、いろいろな選択肢をピックアップしてみてください。

『住めば都』ということわざがあるように、ある程度の希望条件を満たしている土地ならば、住んでみたら住みやすい環境に思えることもあります。

私事ですが、これまでに比較的多くの引越しを経験してきました。ほぼ転勤での引越しですので、移転先を選べるということはなく、自ら希望する移転ではないので、事前に下調べもほぼしてませんでした。当然、移転した当初はその土地の地理も分からず、近くに知人や友人もなく‥‥『ここの県民性はどうだろうか?』『スーパーはどこにあるんだろう?』『病院はどこだろうか?』どこに行っても、このような不安の中での新しい生活が始まりました。しかし半年、1年と経ってくると、その土地の生活に慣れるものです。ご近所の人達など、その土地の人達との交流が深まってくると、すっかり居心地が良くなり『ずっとココに住んでいいかも』と、転勤する先々で思ったものです。

そうはいっても『一生に一度だから理想の土地が欲しい』と、土地が出るまで待ちたいと思う人もいます。
その場合は、土地の予算をあげることをおすすめします。

理想の土地人気の土地、ですから、
人気の土地競合が多い、ということにもなり、
競合が多い高額な土地、である場合が多いからです。

予算をあげられる方は、『理想の土地が出るまで待つ』こともできそうですが、もう一つ

『いつまで待つのか』も、同時に考えていただきたいと思います。

実際、理想の土地を待ち続けて8年目…という方も、いらっしゃいますので‥‥

つぎに2つ目ですが、『気に入った土地が見つかったら、最低6回は現地に行く』
ことをおすすめします。

とはいっても、何も考えずに6回見に行くのではなくポイントは『いつ見るのか』です。

具体的には、

  1. 平日の朝・日中・夜
  2. 休日の朝・日中・夜

の6回です。

平日の朝と日中に見る理由は、太陽の日の入り方はもちろん、近隣の通学や通勤、ゴミ出しなどの様子が見られることです。朝と日中では様子もだいぶ変わるものです。

平日の夜に見に行く理由は、『外灯があるか』の確認をするためです。
これは意外と盲点ですが、大切なお子様の通学にも関わることですので、日中だけではなく、夜も見ることをおすすめします。
これと同じように休日にも朝と日中、夜の3回現地を見に行ってください。
理由は、平日と休日では人の行動が全く違うからです。

土地を見るのは休日の日中のみ。という方は意外と多いです。仕事などの状況で、平日は見に行けない方ももちろんいらっしゃいますが、環境や近隣の状況はよく分からないものです。
両方見ることによって、近隣の状況や周辺の環境を、より把握できるようになると思います。

3つ目のポイントは、『住宅建築を行っている会社の人と一緒に土地を見に行く』です。
この理由は、

『更地の土地をみても、どんな家が建つか想像しにくい』ことと、

『土地代金以外の別途でかかる費用が予測しにくい』ことの2つです。

一般の方であれば更地の土地を見て、どんな家が建つか想像しにくいものです。
気になる土地が見つかったら住宅会社の方と一緒に見に行き、
あなたが望むような建物をたてることができるのか?
ということを、アドバイスしてもらうようにするといいと思います。そして、土地を契約する前に実際にプランを描いてもらい、見積りまでもらえばより具体的にイメージが湧くようになります。

別途費用の件は、以前にもお伝えしましたが、土地を購入するときには、
インターネットに掲載されている価格だけでは購入することはできません
土地によって様々な費用が発生します。
これらは、一般の方では調べることは難しいのが現実です。
このような理由があるので、住宅を建築する会社にしっかりと事前調査をしてもらうことをお勧めします。
住宅を建築する会社も、あなたの気に入った土地がどのような土地なのかを把握することはものすごく大切なことですからね。

以上の2点から、住宅を建築する会社の人と一緒に土地探しをされることをお勧めしています。

『住宅を建築する会社ならどこでも良いのか?』

といと、そうではなく、良い住宅を建築する会社(人)を見分けるポイントがあります。

  • 無理のない資金計画をたててくれる会社であるか?
  • 住宅ローンの手続きを銀行に丸投げしないか?
  • あなたの建てたい家の金額を先に教えてくれるのか?
  • 建築にかかるお金を、後出しせずに話してくれるか?
  • 土地の調査を快くしてくれるのか?

といった条件を満たす会社(人)が良いと思います。逆に言えば、

  • 資金計画もせずに、いきなり土地を探そうとする会社(人)
  • 先に土地を不動産業者で、決めてきてほしいという会社(人)
  • 土地が見つかるまで、プランを描いてくれない会社(人)
  • 住宅ローンを銀行やあなたに、丸投げする会社(人)
  • たくさんの土地情報を、手当たり次第に集めようとする会社(人)

などは、注意していただければと思います。

記事を書いた人: 榊原 邦雄

出身地:山梨県甲府市 趣味:ゴルフ、アウトドア キャリア:25年 資格:宅地建物取引士 、 損害保険募集人 MESSAGE 不動産のことは、お気軽にご相談ください!

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