まず理由の1つ目、

『建物や土地などの不動産物件以外の費用を、事前に把握していない』
ということについてお伝えします。

不動産物件の購入や家を建てるには、土地などの不動産物件や建物の代金の他に、購入するための費用がかかります。
これを一般的に『諸費用』といいます。

諸費用はどんなものがあるかご存じですか?
聞いたことはあっても、どんな費用なのかを、具体的には理解されている方は少ないように感じます。

実際、他の会社を回ってこられた方に、『諸費用はどのくらいかかるかご存じですか?』という質問をすると、不思議なほど同じような答えが返ってきます。

『大体150万ぐらいですか?』という答えが…

おそらくこれらは、『住宅ローンを借入するための費用』や『登記にかかる費用』、『火災保険料』など、家を建てる時に絶対にかかる費用のことを言っているのだと思います。

※建売一戸建住宅や中古1戸建住宅などの不動産物件の購入では8%から10%が諸費用の目安となります。

はたして、新築一戸建を建てる場合では、土地や建物の代金とそれらの費用だけ用意すれば、本当に住めるようになるでしょうか?

…そうですよね。ならないですよね。

その家に住めるようにするためには、土地を買って家を建ててからも必要なものがありますよね。

例えば、新居にあわせて購入を検討する『家具』や『カーテン』、『照明器具』、『家電』ですね。さらに、移転するためには『引越費用』が必要になってきますよね。この他にも、購入する土地によって異なりますが、『地盤改良費用』も予算に入れておきたいところですよね。

これらの費用については、個人差がありますが、ざっと考えただけでもこれだけの項目があるのです。家づくりでは、最初にこの細かい諸費用のことまでしっかり考えていないと、
思わぬ出費が重なって、お金が足りなくなってしまったり、大幅な予算オーバーを招いてしまったりするんですよね。

ですから、『資金計画』をする際には、これらの費用を曖昧ではなく、出来る限り具体的に算出ことが大切になってきます。

では続いては、2つ目の理由の
『建物にかかる具体的な金額を把握できていない』ことです。

土地や建売住宅などの、不動産物件の広告を行う場合には、表示する価格や内容など、法律や規約により詳細に定められています。消費者を保護するためですね。

『住宅の価格』はどうでしょうか?

何が普通で正しいの?

何を基準にしたらいいの?

こんな疑問を思ったことはありませんか?

実は、住宅業界では価格の表示方法について全く基準がありません。

つまり、住宅会社によって表示する価格の根拠ががバラバラである、ということなのです。

この基準がないことで、住宅会社が『安く見せよう』と思えば、いくらでも安く見せることが可能になってくるのです。

もう少し具体的にお伝えします。
住宅会社が『たくさんのお客様にきてもらいたい』と思えば、新聞広告やチラシ、ホームページなどで、価格を安く思ってしまうように表示できます。
あるいは、契約をせかすような住宅会社は価格を安く感じさせるような見積書を作れます。
その価格だけでは住むどころか、建物を建てることができないような‥‥
そして、契約した後や、契約の一歩手前になって、いきなり別途費用について打ち明けられることになります。

これでは、予算が狂ってしまいます。後から困ったことになりそうですよね。

また、価格の判断基準の根拠にしている、坪単価の表示を、他社よりも安く見せかけるためのトリックを使う住宅会社もあります。消費者の心理を上手くついた作戦ですね。不動産業界ではあり得ませんが‥‥
残念ながら、住宅業界ではよく見かける光景です。

このトリックは不動産業と住宅業のプロである私なら分かりますが、初めて家づくりをされるあなたには、非常に分かりにくいと思います。。

この坪単価トリックは、

  • 延床面積と総施工面積の違い
  • 尺モジュールとメーターモジュールの違い
  • 本体価格と付帯価格とオプション価格

この3つを使って巧みにつくられているのですが‥‥
これらについての詳しい説明は、長くなりますので、またの機会でお伝えさせていただきます。

結論としては、

安く見せかけることで、より多くの方を引き付けることはそう難しいことではなく、

実際にそのような営業手法の会社が少なくない

ってことなんです。

何度も言いますが、

住宅会社は、大事なお金の話を後出ししようとしがちです。

『安さ』以外の価値や家づくりで大切なことが伝えられないから、

『安さ』を売りにしてお得感を感じてもらおうとしがちです。

だから、あなた自身がしっかりと知識を付け、惑わされないようにすることが大事です。
そして、あなたが住宅会社から

最初に提示される『入口の価格』だけで判断するのではなく、住み始められる『出口の価格』がいくらなのか

をしっかりと把握した上で判断するようにしましょう。

そうすることで、契約した後で、予想外の出費に悩まされることがなくなります。
予算オーバーし、頭を下げて親にお金を借りたり、お金の工面に四苦八苦しなくて済むようになります。
ですから、表示価格の安さに惑わされないように、気を付けていただければと思います。

では最後に、3つ目の理由についてお伝えします。
『あなたにあった住宅ローンを選んでいない』です。

これが『資金計画』で失敗する最大の要因ではないでしょうか。

『お金』のことは、家づくりにおいて誰もが後回しにしがちなのです。
とりわけ『住宅ローン』となると、難しくてよく分からない、などといった理由から、
後回しになりやすいのではないでしょうか?
数字に苦手意識をお持ちのかたや、面倒臭がりの方、出来れば避けて通りたい、と思うかもしれません。
(住宅営業の方でも無知な方がたくさんいるぐらいですしね)

事実、『住宅ローン』は情報の量が多く、聞き慣れない専門用語がたくさんあります。
ですが、ポイントさえしっかり押さえれば、決して難しいことではありません。
きちんと理解していただくためにも、ゆっくりお伝えしたいと思います。少し、難しいと感じるかもしれませんが、じっくりと読んでいただきたいと思います。

ここで、質問です。
住宅ローンの種類って一体どれくらいあるかご存じでしょうか?

なんと、約5,000種類もあるんです!

そして、その
約5,000種類の中からあなたにピッタリの住宅ローンを1つだけ選ばなくてはいけません

と聞くと、よけい難しく感じますよね。

その全てが全く違う商品なのか?と言うとそうではなく、大きく分けると、たった3種類しかありません。
各金融機関が3つの種類の条件を変えて『住宅ローン』という商品として販売しているのです。

そのタイプ別に

  • 変動金利
  • 固定金利選択型金利
  • 固定金利

と、3種類に分かれています。

簡単に説明すると、

  • 『変動金利』は、ローン完済まで金利が変動していくもの。
  • 『固定金利選択型』は、最初の一定期間だけ金利が固定されるもの。
  • 『固定金利』は、ローン完済まで、ずっと同じ金利が続いていくもの。

どの住宅ローンを選べ場良いのかは、

この3種類の中から、どのタイプが、自分に最もぴったり合うか、を考えて選ぶだけなんです。

記事を書いた人: 榊原 邦雄

出身地:山梨県甲府市 趣味:ゴルフ、アウトドア キャリア:25年 資格:宅地建物取引士 、 損害保険募集人 MESSAGE 不動産のことは、お気軽にご相談ください!

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